2011年7月27日

シックスセンス












まずは、、、ありがとうございました!

おかげさまで「formosound」飲食部「foodrmosa」も「楽楽台湾LIVE!」
ホンキで楽しませていただきました。いやぁ、おもしろかった!!!

今回、初お披露目となる「楽楽台湾LIVE!」でしたが、宣言どおり"見て、聞いて、
食べて、飲んで、触れて、五感で台湾を体感できる"イベントになっていたこと
いやはや、お見事!ちょっと、そのお手伝いをできたことホントうれしい限り!!

イベントは、いつもながらの軽快な青木さんのトークと楽しい写真でスタート。
"ニセ一青窈"が投影され、会場が笑いに包まれたところで、美しいアミ族の衣装の
スミンが登場。(→ 本物の一青窈さん

その色や形、デザインにパーツ、様々な衣装の要素は風習と固く結びついていて、
ちゃんとワケあって着るものということが、この独特の美しさの源なのですねぇ。。。

"将来の夢は村長さん"のスミンは、こうしてアミ族の伝統や文化の継承のため、
音楽を通し、理解を広めようと日々努力を、、、と言ってないわけではないですが、
実際は、小動物のように、ちょっとおどおどした感じで話すから、夢や野望や
伝統文化継承も、ほっこりしてます。

今宵のスミンは、とてもリラックスしているようで、ピアノも披露(いい!)、
さらには安室ちゃんに捧げる歌(ほとんど達郎!)、ゲストの浜崎さんとのセッションは
即興で"持ち歌"が交換と融合、フォークとファンクが、ゆるいR&Bの交差点で
クロスしちゃったりしてました。

最後の曲は、お客さんとしっかりコール&レスポンスして大盛り上がりしてるのを
横目に、formosoundチームは「山羊に聞く?」シェフに託したレシピよりアレンジして
作られた、おいしい台湾ごはんをパクパク。

その原材料となった、台湾のネタ("新竹"有機ビーフン、"埔里"有機シイタケ、
金針菜、有機豆花粉)をスペシャルなレシピと共に販売、完売で、感激してる
我々の後ろでは、サインに写真そして握手、さらにはハグしてニコニコする
お客さまとスミンがおりました。

繰り返しますが、"見て、聞いて、食べて、飲んで、触れて、
五感で台湾を体感できる"とってもgood!なイベントでした。

さて、次回の「楽楽台湾LIVE!」には、誰が登場するのかな?今から楽しみです。
それまでformosoundも、音楽から拡がるステキな台湾ネタを、第六感ビシビシ
働かせて、たくさん仕入れておきます。

ぜひ、よろしくお願いします!

2011年7月9日

楽楽台湾Live! Vol.1開催します!

予告の最後に書きました「アミ族の若手実力歌手」ライブのお知らせです!

2011年4月から、全国17局のFMで放送中の番組
「楽楽台湾(ララタイワン)」

台湾在住の青木由香さんがメイン・パーソナリティを務め、
“日本と台湾の音楽&生き方交流プログラム”として、台湾の旬の音楽、
カルチャー、イベント、クリエイターなどを紹介しています。

このたび、台湾より新進気鋭のアーティストを招いて、番組発、
音楽・トーク・イベントを開催することになりました。それが「楽楽台湾LIVE!」。

「楽楽台湾LIVE!」では、新しいアーティストの演奏や、青木由香さんとの
痛快トーク、さらに台湾をより身近に感じていただくために、選りすぐりの
台湾料理、ドリンクなどをご用意する、"見て、聞いて、食べて、飲んで、触れて、
五感で台湾を体感できる"イベントです!


さて、この「楽楽台湾LIVE!」、記念すべき第一回のゲストは、
"SUMING スミン"from 台湾!!!(当然です)
台湾原住民アミ族の中でも注目株のシンガーソングライター。

自ら原住民でありながら、自称、"原住民オタク"のSUMINGは、アミ族の伝統を
研究・継承しつつ、同世代や次世代にもアミ族の文化を伝えるために
同時代的な感性で、試行錯誤し、音楽活動を続けるとってもピュアで
ガンバリ屋さんのアーティストです。青木由香さんが、数年前から、大プッシュ!


さらに、SUMINGが、台北で出逢って意気投合した日本のシンガーソングライター、
Flying Kidsの浜崎貴司さんも、スペシャルゲスト参加してくれることになりました。

「楽楽台湾LIVE!」では、まだ番組が聴けない東京のために、ラジオ「楽楽台湾」
番組公開放送風アレンジをきかせ、音楽と軽快なトークをたっぷりと
お楽しみいただく予定です。

そして、formosoundが、厳選して仕入れてきた美味しい台湾食材を、
会場である「風土カフェ&バー 山羊に聞く?」のシェフが、心をこめて調理して
くださいますので、お食事やドリンクも、ぜひ、お楽しみください!!!


前回同様、会場のキャパシティーがあまり大きくないので、お早めに
ご予約お願いいたします。


では、7月26日(火)に、お会いしましょう♫



【 楽楽台湾LIVE !Vol.1公演概要 】
会期:2011年7月26日(火) 18:00開場 19:30開演
会場:山羊に聞く?(代官山) http://yagiii.com/
出演:青木由香、SUMING(スミン) from台湾
スペシャルゲスト:浜崎貴司(FlyingKids)
チケット:2500円(ドリンク・フード別)
要予約:ご予約は、taiwan@shalala.co.jpで受付中!










SUMING
1978年生まれ。
唄と踊り溢れた先住民アミ族の台東・阿都蘭部落出身。兵役で初めて自分以外に先住民のいない
生活をし、自分のルーツに目覚め、以来、先住民族の文化継承・保存活動に熱心に励んでいる。
2002年、先住民バンドTotemを結成。ギター&ボーカルを担当。台湾一有名なバンドコンテストで
優勝し、「我在那邊唱」でCDデビュー。
2009年には、写真家・映画監督の若木信吾による、音楽ドキュメンタリー映画
「トーテムsongforhome」に出演して、日本全国で上映され、好評を得る。
ソロでは、2008年台湾のアカデミー賞にあたる金馬獎映画祭で短編映画『跳格子Hopscotch』への
出演により最優秀新人賞を受賞。同作は最優秀短編作品賞も受賞している。
また、今年2011年、台湾のグラミー賞といわれる金曲賞で、最優秀原住民語アルバム賞を受賞。
現在は、ソロの活動をメインに、子供たちへ先住民の文化を教育する為の資金集めに奔走中。



























青木由香
ラジオ番組、楽楽台湾のメイン・パーソナリティ。神奈川県生まれ、現在、台北在住。
多摩美術大学を卒業後、世界のさまざまな国を旅した中で台湾の魅力に取り付かれ、
台湾に移住。1人の日本人女性の視点から台湾に住んで感じたちょっと変わったことを綴った
著書『奇怪ねー』がベストセラーに。その後も著書は多数。
現在はビデオブログ「台湾一人観光局」やガイドブックを通して台湾の現地情報を発信中。
青木由香の台湾一人観光局











浜崎貴司
1990年フライングキッズでデビュー。シングル19枚、アルバム13枚を発売後、98年に解散。
現在ソロアーティストとして活動中。2007年FLYINGKIDS再集結。現在、レコーディング中。
スミンとは、今年、4月に台北で知り合い、意気投合する。

2011年7月8日

予告です

すっかりごぶさたしております「台湾之音」です。

さ、すでに暑い夏が到来しておりますし、ここからはエンジン全開!
オーバーヒート寸前まで!!!、、、ゆるゆるといきます。

今後の予定(ブログ内容の予告もどうかとは思いますが…)

・遅れてます「戦時台湾的聲音」をじっくり聴きました報告
・さらにつっこむ「ブヌン族の音源」まとめてリスニング報告
・7月1日に行われた「台灣師大絲竹樂團」演奏会の報告
・つい先日「台北で台湾原住民を考えちゃう」ツアー報告
・月末には「アミ族の若手実力歌手」ライブありますご案内

というわけで、書くことたくさんあるのに、すでに暑さにメゲていることを理由に、
よくわからない節電やらの影響で日々ぼぉっとすることが原因、と
言い逃れしつつ、それでも、少しずつ書いていきます。

だって台北の暑さは、こんなモンじゃなかったですから。ニュースで連日、
暑さがヤバいぞ注意報が出てました。

では、のちほど。

2011年6月14日

こんな歌でした

さて、みなさま「Amazing Voice ~驚異の歌声~ スペシャル
ご覧になられましたでしょうか?

いやぁ、やっぱり真のamazing!なvoiceはブヌンでしたよね!!!キャラクターや
ヴィジュアル的なパフォーマンスではなく声そのものの圧倒的な力は間違いなく
ブヌンでしょう、うん。再確認は、こちらで↓
Amazing Voice ~驚異の歌声~ スペシャル


というわけで、すっかり遅くなりましたが、先日の「交流会」での曲をあらためまして、
ご紹介いたします。

ちなみに「Amazing Voice」で披露されたのは、下記1-2、6の3つでした。
「交流会」にいらっしゃってくださった方も、TVで観た方も、それぞれ
あの素晴らしい歌を思い出しながら、どうぞ!
(曲タイトル、カッコ内の曲名はCD「Lileh之聲 合唱団」より)


1:重い物を背負って伝える歌=「獲物をかついで家路へ」
・農作物などを背負って険しい山道を通り抜け、もうすぐ部落に着くというとき、
 ずっと部落で待ち続けている女性たちに語りかけます。
・リーダーの呼び声から、ブヌン族のペンタトニック・スケールで互いに呼応する
 形式で合唱します。

2:凱旋の歌
・出草(首狩り)が、うまくいったことを祝います。

3:狩猟前の祭りの歌=「猟銃を祭る歌」
・シャーマンのところへ参拝に赴き、銃と猟具を並べ、邪気を払ってもらい、
 祝福を受けます。さらに猟場で狩れる動物名をすべて言ってもらうことで、
 狩猟の成功を願い、祈りを捧げます。

4:誇功宴=論功の宴
・出草から戻ったあと、大将から殊勲の酒を注がれ、それぞれの功績を披露します。
・メンバーは、車座になり、順々に自分の戦いの様子を高らかに
 ("homananu"=力いっぱい)語り、"hu hu ho ho"と締めくくります。
  最後にリーダー自身が謙虚に自分の功績を告げます。

5:首祭=首祭りの歌
・出草の成果を報告し、弔います。

6:粟の豊作を祈る歌=「粟の豊作を祈る歌」
・前年度に収穫の多かった家の粟の種を戸外でムシロに盛り、その周りを輪になって
 囲みます。次年度の豊作を願い、反時計回りに少しずつ動きながら、祈りの歌を
 捧げます。浄められた種は、各家庭に分配され、その時も、それぞれの家の中で
 輪になって合唱を行います。
・リーダーの発声から、o、e、a、iの母音を使った4度、5度を中心とする和音で
 四部合唱形式で歌われます。その際、自由な旋律や、半音よりも狭い音程の移動、
 複数の音を同時に生み出す倍音唱法などが用いられます。合唱は少しずつ
 音程が上がり、最後は円満豊作を意味する完全5度の形で終止します。

以上、「交流会」では、これら貴重な6曲を合唱してもらいました!


布農族の歌と言えば、まずなにより、上記6の"Pasibutbut"(粟の豊作を祈る歌)が、
彼らの"看板"ソング、ブヌンの歌を代表するものとなります。

しかし、ブヌン族といっても、地域によってグループもいろいろ、さらには、
そのメンバー構成、もちろん時代もあるでしょうし、同じ"Pasibutbut"でも、
音楽的なニュアンスは微妙に異なります。

ここに挙げた3つ、番組・交流会・CDで歌われている"Pasibutbut"は、同じ
南投県・信義郷、かつては"Lileh"と呼ばれたブヌンの方々によるものなので、
基本的には"いっしょ"です。

それでも【 台湾布農族「Lileh之聲 (リレーのこえ)」合唱団 】と題された2006年に
録音されたこのCDは、今回の「Amazing Voice」の収録と交流会に来てくれた
メンバーとは異なり(CDと同一メンバーは半数)、さらに、この時の録音には
女性も参加しているので、曲の構造や展開は同じでも、やはり"響き"は別物です。

では、他の歴史的な録音は? 他の地域に住む、別グループのブヌンの歌声は?
代表曲"Pasibutbut"で比べてみましょう!!! 、、、は、

また次回に。

2011年6月9日

いよいよ本日!















こんにちは。本日、東京近郊、晴れ 気持ちの良い朝でございます。

いよいよ、本日、先月来日したブヌン族の皆さんが出演するNHK-BSプレミアム
Amazing Voice ~驚異の歌声~ スペシャル」放映になります!

さぁ、番組は、どんな仕上がりになっていますでしょうか?とても、楽しみです♪

【6月9日(木) 21時~】

本日、ご覧になれない方は、再放送があります。【6月12日(日) 11時~(再放送) 】
お見逃しなく!

それから、この番組で実施されている「人気歌声ランキング」、台湾勢が、
ヨーロッパ勢に押され気味でございます。

ぜひ、「歌声投票」にも参加していただき、台湾原住民の歌を盛り上げていきましょう。
※投票はこちら→「歌声投票 アジアの島々

それでは、良い一日をお過ごしください!

2011年5月29日

謝謝!!

このたびは、「台湾 南投県 信義郷 布農文化協会
"Lileh之聲"布農​族 伝統音楽合唱団」交流会に、ご来場いただきまして、
誠にありがとうございました。

昨日(5月28日/土)昼過ぎ、ブヌン文化協会の皆さまは、帰国されました。

「交流会」に、ご来場いただいた皆さんの熱心さに大変感動していらっしゃいました。
長老からは「とっても面白かった、どうもありがとう」と流暢な日本語で、
お言葉もいただきました。

さて、今回の来日の主目的であったテレビ収録を行った番組の放映日が
決定いたしましたのでお知らせいたします。

NHK-BSプレミアム
Amazing Voice ~驚異の歌声~
6月9日(木) 21時~
6月12日(日) 11時~(再放送)

今回の「交流会」での合唱とは、また違う見所が、たくさんあります。
ぜひ、お見逃しなく!

2011年5月27日

本日のメニュー

おはようございます。東京、現在、くもり。

いよいよ、今夜、交流会ですね!このままお天気が夜まで
もってくれると良いな・・・。

さてさて、本日のメインは、もちろん、南投県信義郷布農文化協会
"Lileh之聲"布農族伝統音楽合唱団との交流、そして、その歌声を
体験していただくこと、なんですが・・・

台湾をより身近に感じていただくために、布農族のみなさんが
持参してくださいました布農族のお酒をはじめ、南投県の
高級高山烏龍茶、さらに台湾の軽食もご用意しております。


【 本日の献立 】

・「焼き小籠包」
台湾夜市でも大人気のメニュー。  自由が丘の行列ができる店
大山生煎店より、日本テレビ「ぐるナイ」など、メディアでも紹介されている
逸品を特別デリバリー!

・「肉粽(ちまき)」
台湾では「端午節(端午の節句)」に食べるそうです。旧暦で数えるので、
ちょうど今ぐらい。

・「茶葉蛋(卵の烏龍茶煮)」
八角=スターアニス=大茴香(だいういきょう)=トウシキミ(って言うんですね)の
香りが、まさに台湾。

・「豆花(ドウホァ)」
台湾のデザートといったらコレでしょう。台湾製"龍眼"ハチミツといっしょに。


【 本日のおすすめ 】

・「粟(あわ)のお酒」 
台湾南投県信義郷より。つまり布農族のみなさんといっしょにやってきた
貴重なお酒をこの機会に。



・「特選烏龍茶(高山茶)」 (2011年新茶)
南投県産の「杉林渓」とよばれる種類の高山茶で、大変香り高く、まろやかで、美味!!!
試飲のほかに、3千円で、缶入りの真空パックも販売いたしますので、
ご興味のある方は、ぜひ多目にお財布を膨らませて来て下さい。


さらに、、、

東日本大震災の被災による「被災地への義援金」と「人々の元気」のために
活動するプロジェクト「Stay Strong Project」が参加してくれます。


19時から20時半までの短い時間ではありますが、今宵は、ゆるりと、
台湾を満喫してくださいね♪

布農族の方々も、みなさんと美味しいお酒を飲めることを、楽しみにしていますよ!

あわわ

ひとつ前の記事は、本日(5/26 木)の昼過ぎに投稿したのですが、もはや、
世界の素晴らしい歌声をめぐる状況は一時も待ってはくれませんでした。。。

いやいや、ランキングというもの、日々刻々動いているほうが、ずっと
健全なモノに違いありません。のぞいたら、また偶然にもTop10すべて
台湾勢で占めてる!なんてことがあるかも、です。

というわけで、ホットな話題を提供してくれるNHK BSプレミアムの番組
「amazing voice」ですが、本日、この収録の現場をのぞいてきちゃいました。

もちろん、ゲストは「布農(ブヌン)族 伝統音楽合唱団」。

リハーサル、慌ただしい夕食、そして本番。トークに質問のあと、いよいよ
メインの楽曲が歌われたのですが、、、えっ!?そんなとこで聴いちゃいます!?
 そんな、とんでもない、いや、うらやましい、、、

。。。(しばし、絶句)

天井が高く、気持のいい反響。音は渦のようにグングンどこまでも
広がっていきました。ギャラリーから拍手が起こり、スタジオ内の
温度に湿度、急上昇。

いやぁ、スゴかったです。

明日、もっと密度の濃いものを体感できる、みなさんは全身の毛孔から、
お留守番のみなさんは、ぜひオンエアを、耳と目で。
詳細は追って、お知らせします。

とにもかくにも、のちほど!(もう今日なんですね)

2011年5月26日

いち、に、さん

某アイドルグループの投票も、世の中を賑わせているようですが
こちらは、いつのまにか、台湾勢上位独占、1,2,3,4,5フィニッシュです。

素晴らしい企画のテレビ番組「amazing voice」(NHK BSプレミアム)の
人気歌声ランキング」の話。

ひとくちに、"いい声"や"美声"といっても、透き通るような声がそれ
とは限りませんし、単にビブラートや周波数だけで押し切れる
モノでもないと思いますが、確かに、何か、あ~、いい声、って
ありますよね。

きっと、このランキングに入るということは共通する、その"何か"が
あるのでしょう。

、、、というわけで、明日は、グッド・タイミング!!!
"第3位"を、じっくり聴いて、"秘密"を探ってみて下さい。

着!

本日(5/25 水)、台湾の山を下り、街を駆け抜け、空を飛び、
日本は東京のド真ん中まで、布農(ブヌン)族 伝統音楽合唱団12名の
みなさまがやって来られました。おそろいの黒のポロシャツを着て・・・。

いよいよです。

金曜日の東京のお天気、予報では、どうもパッとしませんが、
台湾を身近に感じてもらえる軽食にお飲み物、ちょっと珍しい
台湾音源を準備して、ココロは晴れやかに、みなさんをお待ちしております。

当日、お天気がご機嫌斜めでも、すっぽり包まれるのは、冷たい雨ではなく
布農(ブヌン)族 伝統音楽合唱団の生(ナマ)の声と満ち溢れる
あたたかいエネルギーですので、どうぞ、一杯ひっかけるような、
ゆる~い感じでいらしてください。

2011年5月20日

予約枚数終了

東京は、初夏の陽気が続いております。

「Lileh之聲(リレーの声)」台湾 布農(ブヌン)族 伝統音楽合唱団 交流会

ですが、大変御盛況をいただきまして、定員数に達しましたので、
お申込みを締め切らせていただきます。

今回は急なアレンジだったため、充分なキャパシティーの会場を
ご用意できず申し訳ございませんでした。

このたびは、ありがとうございました。

2011年5月19日

決定版

台湾の原住民音楽、、、と来たら、なによりも先に、この方です。

黒沢隆朝(くろさわ たかとも)。

秋田に生まれ、東京音楽学校(現在の芸大)で山田耕筰らのもとで
学び、たくさんの童謡を手掛け、アジアの音楽を調査していた黒沢先生。

いよいよ大々的な台湾原住民音楽のフィールドワークを、3カ月かけて、
ビクターの技師らと共に行うことになりました。時は、戦時下、1943年のことです。

この研究成果として発表された学説は、当時、大きな反響を呼び、そして、
なにより"聞ける"一級の資料、しかも台湾原住民を網羅する
(タオ=ヤミ族以外)一大記録が、ここに誕生することとなったのです。
SPにして26枚!!!

しかし、この調査で録音された膨大な音源は、なんとたった1組だけを
本人の手元に残し、残りはすべて東京大空襲で消失。
(黒沢先生が自宅に持ち帰っていたため難を逃れましたが、
現在は、それも行方不明)

1951年、この残された1組から厳選された曲は12枚組のSP音源として
海外に持ち出されたのですが、その数たった5セット。30年後、さらに編集され
2枚組みのLP(「高砂族の音楽」)にもなりましたが、廃盤。
現地、台湾では幻のアルバムとなっていました。

しかし、2000年、台湾の研究者2名が、この台湾原住民音楽の集大成を
復活させるプロジェクトをたちあげるのです。

そして、ここに、LPの収録曲、イギリスの図書館から発見された
12枚組みSP音源の一部、さらにアメリカから見つかった解説書、
地元の秋田から黒沢先生の台湾調査を語る肉声テープを
3枚組CD、3ヶ国語解説、という素晴らしい形にまとめあげたのが
国立台湾大学が出版するコレです。

「戦時台湾的聲音」 王櫻芬、劉麒玉


















、、、概要で、お腹いっぱいになっちゃいました。
ということで、驚愕のレコーディング内容は次回に!

2011年5月15日

イメトレ

台湾旅行ガイドのウェブサイト「台北ナビ」にこの5月27日(金)に行われる交流会
驚愕のコーラスを聴かせてくれるであろう布農(ブヌン)族「Lileh之聲」のみなさんの
故郷が紹介されています。

東埔温泉(南投県)「台北ナビ

台湾南東部、南投県信義郷の、素晴らしい温泉、名産品である梅やシイタケ、
すごいパワーの源って感じの滝などなど、充実のレポートです。
もちろん、ブヌンの合唱の模様も、きっちり紹介されています。

彼らのバックボーンを知り、台湾の深い緑の山々イメージしつつ、
生(なま)の歌声を聴く、しかも、台湾のおいしい食事を食べながら、、、
27日が楽しみ!

2011年5月14日

【Lileh之聲】 交流会 5/27













Lileh之聲(リレーの声)
台湾 布農(ブヌン)族 伝統音楽合唱団 交流会

● 日時 : 2011年5月27日(金)  18:30 open / 19:00 start
● 会場 : STUDIO VIRTUOSI JR大久保・新大久保駅より徒歩5分
● 会費 : 2000円(1ドリンク・軽食付き)
● 定員 : 50名 要予約・下記のメールアドレスまで、お申し込み下さい。
                           定員に達し次第、お申し込み終了となりますのでご了承下さい。
● 連絡 : formosound@gmail.com (ご予約メールはこちら)

台湾の原住民(※)の中で、台湾の中央山脈の両側に暮らす高山民族の布農(ブヌン)族。
長老制度による父系氏族の大家族社会をつくり、かつては狩猟を営んできたブヌンには
生活の中すべてに仲間と共に歌う歌があります。

狩猟前の祭りの歌、獲物を担ぎ家路につく歌、飲酒の歌、粟の豊作を祈る歌、、、。
太くて力強いリーダーの掛け声から始まり、メンバーの声は次々と半音よりも狭い
微妙で繊細な音階の中を動きながら、幾重にも重なり複数の音を同時に響かせます。

祖先より代々歌い継がれてきた世界でも類を見ないこの合唱も、メンバーの高齢化が進み、
現在では継承者不足が心配されています。そんな今、テレビ番組収録のために緊急来日となった、
布農(ブヌン)族・伝統音楽合唱団の「Lileh之聲」(リレーの声)。

日本人に最も親しい台湾の人々。その中でも、まだ私たちが知らない台湾原住民の方々との
交流を深め、そして世界に注目されるブヌンの合唱を、この機会に、ぜひ体験して下さい。

※ 
昔から(400年ほど前から中国大陸より移り住んだ人たち以前に)    台湾で暮らしていた人々。
政府認定14民族、全人口の約2%

Lileh之聲:3

Lileh之聲:2

Lileh之聲:1